天使か? 悪魔か?

殿のご自慢 44

いつもの日々は、戻りそうで戻らない。

伊吹はどんどん無口になっていく。
青葉は槍の稽古も出来なくなり
家に篭もるしかなくなった。

 

そんな青葉に、また
八島の殿から呼び出しが来る。
恐る恐る登城した青葉の目の前に
赤い柄の美しい槍が置かれた。

「それはな、そちのために
腕のある槍職人に
乾行が特別に注文したものだそうだ。
今日、届いた。」

青葉は思わぬ贈り物に
我を忘れて八島の殿に詰め寄った。
「これを作った職人はどこにおりますの?」

「まだ、外にいると思うぞ。
武具庫の槍の点検を依頼したでな。」

八島の殿が言い終わらない内に
青葉は部屋を走り出る。
「やれやれ、あやつは少し
無礼が過ぎるぞ。」
言いながらも、八島の殿も腰を上げる。

 

突然現れた壮絶な美女に
槍職人は面食らった。
思わず、地面にひれ伏す。

だが瞬時に “あのお方”
だとわかった。
絶世の美女ながら、騎馬武将に任命され
泣きながらいくさ場に立つ
乾行さまの想い人。

「これを頼む時に、乾行さまは
何とおっしゃってましたか?」
手に持つのは、自分が作ったあの真紅の槍。

 

「は・・・はい、非力で弱い
女性用の軽い槍をと。
技術はないけれど
誰よりもその場を支配する力があるので
それにふさわしく、凝った花細工で
赤く美しい仕上げをしてくれ、と。」

「乾行さま・・・」
青葉は槍を抱き絞めて、また泣き始めた。
この数日で何度泣いたのか
もう覚えてもいない。

 

槍職人がひざまずいたまま
オロオロする横から
水と手拭いがヌッと差し出される。
見ると、勝力であった。

「か、勝力さま・・・。」
槍職人は助け舟だと感じ、ホッとした。

「いやあ、美人の泣き顔は
何度拝見してもよろしいですな。」
その言葉に青葉はムッとして
ツンと横を向く。

 

「おお、ちょうど良い。」
遠くで見ていた八島の殿が出て来た。
「勝力は乾行の跡を引き継ぎ
槍大将になってもらうのだ。」

その言葉に、青葉は意外そうな表情をした。
「おや? 単なる小者とお思いでしたか?」
ニヤニヤする勝力。

「勝力はこう見えても
伊吹と張る腕前なのだぞ。
そちも師がいなくなって不便じゃろう。
勝力に槍を習うが良い。」

 

勝力の事は嫌いではない。
でも乾行さまの居た場所が
次々に塗り替えられていく・・・。

沈む青葉の肩を、八島の殿はポンポン叩く。
「そういうもんじゃよ。」

また・・・。
青葉は八島の殿に
心を見透かされている気分になった。
本人は気付いていないが
そういう時の青葉はふくれっ面になる。

 

あれじゃあ、誰にでも丸分かりじゃな、ふふ
八島の殿は、上機嫌で
部屋へと戻って行った。

 

続く

 

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支払い

“因果応報” というのは、
悪い事だけじゃなく
良い事もすべて自分に返ってくる、
という意味らしい。
それってあるよな、と
最近つくづく実感する。

歳を取ると、リアリストでも
運命やら不思議な事やらを
否定しなくなる事が、ままあるようだが
自分の人生を振り返ったら、
長けりゃ長い分、経験値もあるので
統計を取りやすいからだろうな。

 

若い人たちに知っておいてほしいのは
なるべく、心ない事は止めとけ
という事。

私の体験から言うと、若い頃は
“自分” というのが安定していなくて
そのために、いたらん事をしてしまう。

無意識に人を傷付けてしまったり
迷惑を掛けていたりするものだけど
それ、絶対に自分に返ってくるから!

 

清く正しいだけの人生じゃ
つまらんと思うかも知れないけど
後々しっぺ返しがくるのも、たまらんだろ?
道徳とか倫理とか、よくわからなくても
自分がされたくない事を明確にして
それだけはしないようにしていた方が
賢明だと思うんだ。

まあ、されて嫌な事っていうのも
実際にされてみないと
わからない場合が多いから
えらい無理な事を言ってるけど。

 

今の私は、幸と不幸が
4:6ぐらいだと思う。
体調不良だったり、緑内障だったり
騒音に悩まされていたり
ド貧乏だったりするんで
人には2:8ぐらいで
不幸WINに見えるかも知れない。
けど、因果応報を支持しているから
自業自得の面を考慮して
4:6なんだ。

実際に、このぐらいの比率が
一番良いと思う。
幸不幸は、感じる心が決めるもので
何が幸せで何が不幸かは
それこそ己次第。
ほんと、自分の人生って
自分が決めてると思うよ。

 

私は、人生の幸不幸の総量は
同じだと思っているので
100%幸せなど、ありえない。

今100%幸せだと、逆に恐い。
その代価を後々
支払っていかなくてはならないからだ。

 

人生のほぼ9割の悩みは
お金でどうにかなると思っている。

なのに裕福だった昔より
クソ貧乏な今の方が幸せに感じるのは
今の貧乏が、過去の裕福時代の
代償だと思うし
他の幸せが将来の負債にならないために
ちょっとずつ支払いをしていると思えば
多少の苦しさは諦めが付く、ってもんよ。

 

わかりにくいだろうけど
アホの例えで説明すると
幸せと苦労が100万時間ずつあるとする。
幸せな時間をいつ使うか?

先に幸せを使ってしまうと
残りの人生は不幸な時間しか残らない。
だから半々で使っていこう、って事。

私はガキの頃、ものすごく幸せだったので
今、割と苦労しているわけだ。

この考えが間違っていても
不幸な事が起きた時に
「支払っている」 と考えたら
ちっとは気も楽になるんだよ。

 

本来なら、すべてを良い方に受け止めて
いつも幸せでいられるのが
一番良いんだろう。
だけど、そこまで人間が出来ていないから
ちょっとした事も不幸に感じる。

だったら、不幸に理由付けをして納得しよう
という、愚民な私の苦肉の策なんだ
“支払い” という考え方は。

人間できていない人は
ぜひ試してみて。

 

この揚げ、乾燥したパリパリの揚げで
賞味期限が2か月ぐらいあって、すごく便利。
割って味噌汁に入れると
瞬時にフワッと膨らんで茹でいらず。
それでいて松山揚げより
あっさりして油っこくないんだよー。
激しくお勧め!

殿のご自慢 43

乾行の葬儀は、盛大に行なわれた。

いつもならば、こういう時の仕切りは
高雄に任されるのだが
今回は見るも無残に憔悴しきっていて
動く事すら出来ない。
それは伊吹も同じであった。

青葉は伊吹の隣に座って
ただうつむいていた。

本当は素直に悲しみたいのだが
それ以上の深い悲しみに
呆然としている高雄と伊吹の側で
自分などが感情を出すのは
失礼な気がするのだ。

 

だが少し目を上げると
そこに乾行が横たわっている。

乾行さまとのあの楽しい日々も
もう二度とないのですのね・・・
うっかりそう思ってしまった途端
涙が溢れてきた。

堪えようとするけど
抗えば抗うほどに膨れ上がるのが感情。
青葉はつい声を漏らしてしまった。
「うっ・・・」

 

袖で顔を覆って、体を震わせている青葉を
伊吹は慰める事が出来なかった。
その理由すら確かめたくない。

侍女が来て、青葉を別室に連れて行く。
フラつく青葉を
廊下近くに座っていた男が支えた。
青葉は、ふたりに抱えられるようにして
退出した。

 

「姫に水を。」
男が侍女に言いつけた。
部屋にはふたりきりである。

が、青葉は泣きじゃくり始めた。
ようやく気がねなく
悲しみを開放できるのだ。
側にひとりふたり、人がいようが構わない。

 

侍女が水を持ってきた。
それを飲まされ
涙でグチャグチャになった顔を
濡らした手拭いで拭かれ
髪を櫛 (くし) ですかれている内に
ようやく落ち着いてきた。

大きな吐息をもらし
ボンヤリと畳の目を眺めていたら
聞き覚えのない男の声がした。
「だいぶ、おぐしが伸びましたな。」

ギョッとして声の方を見ると、見知らぬ男が座っている。
「あなたは・・・?」

青葉の問いに、侍女が答えた。
「姫さまをお連れして来て
いただいたのですよ。」
「そうでしたか。
それはどうも
お手数をおかけいたしました。」

 

青葉のお辞儀にも、男は青葉を見つめたまま
帰る気配がない。
少し睨むと、男はお辞儀を返した。

「これは失礼。
それがしは
お美しい青葉姫さまの信奉者でしてな。
名を勝力 (かつりき) と申す、
しがない小大名ですが
姫さまの御為なら
命も惜しまぬ所存にございます。
どうか、お見知りおきくだされ。」

図々しく自己紹介をする男を
青葉は不躾に見た。
濃い顔なのに、乾行さまに少し似てる
そう思ったのは
歳の頃とガッチリした体格のせいか。

 

「勝力さま」
「いやいや、それがしなんぞ
呼び捨てにしてくださいませ。」
「そういう序列でございますか?」

率直に訊く青葉に、勝力はニッと笑った。
「ええ。 それがしには敬語も結構。」
「わかりました。
勝力、覚えておきましょう。」

勝力は再び頭を下げた。
「ははっ、ありがたき幸せ。」

 

勝力が退出した後、侍女に確認をする。
「如月 (きさらぎ)
本当にあれで良いの?」

この如月という侍女は
龍田から青葉に付いてきた女で
いくさの方に忙しい青葉に代わって
家の切り盛りをしつつ
一通りの城内の人員把握もしていた。

「姫さまおひとりなら
確かにそうでしょうけども
敷島家の奥方という意味で考えたら
あちらが上でしょうね。」

と言う事は、あの人は
伊吹さまを認めていない、という事?
青葉の心の中の疑問に答えるかのように
如月は続けた。

「確かに弱小ですけれど
歴史はある家のようですわ。
高雄さまと少し
仲がよろしかったと思います。」

 

あの、私を蛇蝎 (だかつ) のごとく
嫌う高雄さまと仲のよろしいお方が
私を好むものかしら?

ああ、でも伊吹さまも乾行さまも
私をお好きですし
そう、不思議でもないですわね。

何のちゅうちょもなく、そう思う青葉。

 

続く

 

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TVを観ない・・・

TVはゲーム専用になってしもうて
飯を食う時に点けてるぐらいだけど
そんな短時間でも、文句が湧いて出る。

というのも、飯時に限って
汚いCMをやってねえ?

スポンジの菌だの、歯周病だの
何で嫌悪感をもよおす作りをするの!

きっと奥さまたちが観ている時間帯だから
家庭や健康に関するCMが流れてるんだな
とはわかるけど
それにしても汚すぎる!

 

汚いCMが流れない時間帯だと
今度はグルメ番組・・・。

“尺” とか “間” があるだろうけど
食ってすぐに美味しい不味いって
わからないだろうーーー。

食い物は、飲み込む時の喉越しまで
って聞いた事があるぞ。
その口の中の食い物を
ちゃんと飲み込んでから口を開け。

 

もう、皆ブラウン管時代を忘れただろうけど
あの頃はまだ良かった。
画面の解像度が低くて
汚いものが目に入らずに済んだ。

こういう話も失礼だけど
ニュースによくあるのが、素人の肌の汚さ。

芸能人はちゃんとメイクをしているから
目を背けたくなるような毛穴は見えない。
でも一般人や有識者や政治家などは
メイクをしていないから
正直、見ていると食欲が失せる。

 

飯時にTVを点けるのも、行儀が悪くて
いかがなものかと言われそうだけど
TV画面が暗いと、部屋の中が暗いじゃん。

だから飯時ぐらいは、というのと
ニュースはチェックせねば、と
思っての事なんだけど
食欲をなくしては本末転倒。
ただでさえ観ないTVを
益々観なくなりそうだ・・・。

 

思えば、私は元々TVに縁が薄かった。
実家ではとうちゃんがチャンネル権を握って
子供の観たい番組は一切観られなかった。

それで友達の話題に付いていけるのか
仲間外れにされないのか、っちゅうと
質問すれば問題なしだった。

「えー、どんなの?」 と訊くと
話したい友達が詳しく説明してくれる。
芸能人の話題は
雑誌を見せてもらって補完。
それで輪から外れずに済んだんだ。
質問、大事だよな。

 

高校の時は親戚んちの離れにいたんで
TVなしの生活。
学校での話題は、ファッションが
主だったから、不便なし。

20歳になって、ようやく
小さなTVを買ったんだけど
何か “観方” がわからんのよな。

このようにヘンな思春期をおくってきたんで
芸能関係に興味が薄いんだ。
で、ちょうど飯時に流れる
プロレスを観てたという
今と変わらない観方をしていたわけだ。

 

このTVとの関わりの薄さは、ずっとで
そのせいで、話題のドラマとか
よく知らないんだ。

ゴシップ等は美容院の女性週刊誌で得てる。
男性週刊誌も置いてくれ、と頼んでるけど
おしゃれ美容院では叶わぬ願い。
週刊朝日や文春等は
病院の待合室とかで見かけたら
むさぼり読んでるよ。

 

TVを観ないと、どうしても情報が遅れる。
知識の幅も狭いと思うんだ。

でも、民主党台頭の時に
TVの世論誘導に絶望してから
TVに不信感を持ってしまい
それが拭えずにいるのも確か。

マスコミに出る事が、全部本当ではない
と知ってしまったんで
益々TV離れしそうでヤバい。

かと言って、バラエティを観るなら
ひかりTVで映画を観るか
ゲームをしていたい、というゲーム脳。

 

こうやって視野が狭くなっていくんかのお
と、ちょっと不安ーーー。

 


うちのTVも世界の亀山モデルだ。
うちのはブルーレィ内蔵で
割り引きされてたやつだけど
このブルーレイが壊れる壊れる。
一度、修理に来てもらって
その後調子良くなったんだけど
また、おかしくなってきてるよ。
TVとブルーレイは別個に買おうな。

 

殿のご自慢 42

八島の殿は茶を点てていた。

「おお、青葉姫
こたびの活躍は見事であった。
こちらへ座って一服付き合ってくれぬか。」
青葉は一瞬苛だったが
とりあえず大人しく座った。

 

座っていると
あたりが妙に静かな事に気付く。
そう言えば、案内されて無我夢中で来たけど
ここは大殿さまの個人の区画。
城の中でも奥まった
人がいないところなのね。

静寂の中で
青葉の五感が研ぎ澄まされていく。
お湯がシュンシュンと沸く音がする。

 

「わしが悲しんでいないと思うかね?」
青葉はその言葉にムッとした。

「・・・卑怯でございますわ。
このように頭を冷やされたら
大殿さまの気持ちまで
わかってしまいます。」

八島の殿は、ニヤリと笑った。
「そう。
わしがそちを好きなのは
そういうとこなのじゃよ。」

八島の殿が、釜に差し水をする。
「人はその面 (おもて) の美しさに
魅入られるが
そちの真の魅力は、その美しい毒にある。」

 

「毒・・・?」
青葉は八島の殿の言葉の意味がわからず、
侮辱された気分になった。

「おや、冷えた頭がまた沸騰してきたかね?
山出しの手習いじゃが、まあ飲んでくれ。」

差し出されたお茶を飲んだ青葉は
溜め息を付いた。
「結構なお服加減で・・・。」

 

青葉は言葉を途中で止めて、しばらく黙り込んだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・
本当に美味しゅうございました・・・。
はあ・・・
怒らせられたり、落ち着かされたり
これでは、わたくしが
馬鹿みたいでございますわ・・・。」

八島の殿はあぐらをかいた膝に肘を乗せ
その手で頬杖をつきながら、
無言でニヤニヤするだけであった。

 

何気なく庭を見ると
こじんまりとした中庭に
計算された木や石の配置がなされている。
あら・・・、大殿さまは意外に
繊細なご趣味をお持ちなのですのね。

無言で木の葉を眺めていると、
涙がポロポロとこぼれてくる。
「乾行さまは、わたくしの
師でいらっしゃいました。
仇を討ちとうございます。」

「皆、そうよ。
あやつに敵はおらなんだ。
あの自由さに憧れこそすれど
嫌う気にはなれぬ。」

ああ、そうでございますわ・・・
わたくしよりも皆さん、
長いお付き合いでらっしゃいますものね。

「そうでございました・・・。
わたくし、出しゃばり過ぎました・・・。
諌めて (いさめて) いただき
ありがとうございます。」
青葉は深々と頭を下げた。

 

退出しようとする青葉に
八島の殿が声を掛ける。
「姫よ、乾行の仇はいずれ
そちに取らせよう。
今はただ、その死を悼め(いため)。」

いずれ?
という事は、大殿さまは
すぐには動いてくださらないの?
槍大将のひとりが殺されたというのに?

 

八島の殿の顔を伺うと、
そっぽを向いたまま行け行けと手を払う。
青葉姫は再びお辞儀をして、部屋を出た。

この問題は、あまり考えない方が
良いのかも知れない・・・。

それはただの勘であった。

 

続く

 

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キユーピーのラベル

うちの自治体のビンのゴミ出しは
ラベルを剥がして洗わなければならない。

リサイクルするなら、業者でも洗うのに
家庭でも、洗剤と水を使って
ビンや缶を洗わなきゃいけないって
水はエコ的には使いまくって良いのか?

という文句は、また今度ネチネチ言うとして
メーカーに怒りたいのが、ラベル!!!

すぐ剥げないのって、何なの?
剥げなくても良いよ。
水に浸けておいたら
紙部分はモロモロ取れてくるから。

でも水に浸けてても
剥げないのがあるんだよ!

 

本気でエコをしたいのなら
それこそ、リサイクルを
しやすいようにすべきなのに
剥げない、洗いにくい、分別しにくい、じゃ
その商品自体を買うのを止めよう
という気になるだけ。

はっ、節約か?
購買意欲をなくさせて
消費を抑えさせたいんか?
そんな事をしたら
経済が回らないだろうー。

 

私はエコが嫌いで、その理由は
消費者に負担を掛けている割には
効率が悪いような気がするのや
エコの名を借りた
騙しが多そうだからである。

エコ自体は良いと思うんだけど
それをやる人たちの思惑に
不信感があるわけだ。

でも、反社会的にはなりたくないので
脳内で文句を言いつつも、言われた通りに
ゴミの分別をやってるわけだが
これが、うっとうしい事いとやばし。

ビン、缶、ペットボトル、割れ物と
物凄い数の分別になってて、
台所のスペースをゴミ置き場が
圧迫するんだよーーー。

そんで、ゴミの日まで何週間も
ゴミを捨てられない。
こりゃ、洗うなと言われても洗うよな。
臭ってくるだろ、そのまま放置してたら。

ゴミ収集って、自治体によって違うので
もっとラクなところに住みたかったよ・・・。

 

私は体力がないので、動く前に
栄養ドリンクを飲む時があるんだけど
そのラベルを剥がすのに
どんだけ時間が掛かるか。

キレイに剥がれたやつに
当たった事がないどころか
ラベルのツルツルの部分までもが
剥ぎにくいものもある。

ちなみにな、栄養ドリンクってな
明日の元気を
今日に持ってくるものなんだそうな。
ま、そうだろうな。
プラシーボにせよ
飲んだ後はいつも以上に動いてしまって
翌日はグッタリだよ。

 

そんな中、私を感激させたのが
ネスカフェゴールドブレンドと
キユーピードレッシング。

ラベルがペリペリペリーーーと
すっげえ簡単にキレイに剥がれるんだよ!

もう、おおおおおおおおお!!! だよ。
剥いだ後は、気分良くジャブジャブ洗えたよ。

ネスカフェは詰め替えしてたし
キユーピーのドレッシングは
あまり使わなかったんだけど
やっぱり大手メーカーは違うよな。
分別の事も考えてくれている。

今度からドレッシングに飽きたら
キユーピーを第一候補にするようにするよ。

 

キユーピーと言えば、3分クッキングだが
うちの故とうちゃんが昼飯を食いに帰宅して
TVを点けると、いつも
ちょうどその番組をやってたんだ。

で、とうちゃんは熱心に観て
料理はすべて3分で出来るものだと
思い込んでしまった。

もう、かあちゃんが軽んじられて怒る怒る
(陰で)。
番組内では、「○分焼いてください」だの
「これが切っておいたものです」 だの
ちゃんと時間が掛かる
って説明しているのに
何でそこをナチュラルに
すっ飛ばして聞くかなあ。

 

そんなとうちゃんの唯一出来る料理は
そうめんを茹でる事で
そうめんがこれまた、最長2分!

結婚した私に、そうめんの茹で方を
懇々と説明してくれたが
おめえの娘は、食欲のない夏は
そうめんしか食わねえんだよ
とは言えなかった。

ついでに、そうめんも茹でられない、と
みなしている娘を
嫁に出した罪悪感はなかったのだろうか?
私が自力で家事を最低限できる娘で
良かったよのお。
結局、離婚したけど
原因は家事じゃねえもんな、ふふん。

 

話が逸れたが、キユーピーのCMは
いつもいつも美しさや雰囲気が
飛び抜けて洗練されている、と思う。

話、逸れたまま戻ってないがな
キューピーじゃなくて
キユーピーだってさ。

 


ストラップになる大きさの
キューピー人形の服の手編み本。
可愛くて、なごむんだってさ。

天才私は編み物、出来るぞ。
ガッチガチの、矢をもはじく
鎖帷子のようなセーターを編んだ。
立つんだ、セーターが。
要するにヘタなんだな。 ほほほ

殿のご自慢 41

高雄の軍が着いた時には
味方はもう数兵しか残っていなかった。

だが、よくぞここまで持ちこたえた、
さすが乾行。
高雄はホッとした。

「おまえたち、よくぞ頑張ってくれた!
もう安心して良い。
敵は我らに任せよ。」

 

とは言うものの、高雄の軍を見た途端、
敵兵らは退却をしていた。
相手の素性がわからぬままの深追いは禁物だ。
高雄は追うのを止める。

残った兵の中に乾行がいない。
「乾行はどこだ?」

 

奇襲ゆえの混戦で
誰も乾行の行方を把握していない。
高雄は体中の毛がゾワッと逆立った。

まさか・・・・・・・・

死んだ武将は首を獲られる。
だが今回は “いくさ” ではない。
乾行はどこかに “いる” はず。

 

「乾行!!!」
大声で叫ぶも返事はない。

高雄は馬を降り
ぬかるみの中を歩き回った。
この悪路ゆえに・・・?
いや、乾行はいる、絶対にいる!!!

「乾行、どこだ、返事をしろ、馬鹿者!」
転がる泥まみれの死体を
ひとつひとつ見て行く。

こんなとこにいるはずがない
乾行がこんな奴らのところにいるはずがない
なのに何故私はここを探すのだ?

 

高雄の手が止まった。

ゆっくりと膝を付く。
覆い被さるように抱き締めた乾行の体は
まだ温かかった。

「おまえの居場所なんかいつでも探してやる、
と言っただろう。
こんなところで何をしてるのだ
馬鹿野郎・・・。」

その純白の鎧と、麗しい面立ち
そして冷徹な言動ゆえに
兵たちに密かに “根雪さま” と
呼ばれている高雄が
泥まみれになるのも厭わず (いとわず)
人前で声を上げて泣いたのは
その人生で、最初で最後のこと。

 

凱旋した伊吹と青葉にも、
その知らせは寝耳に水であった。
ふたりとも、状況を理解できずに訊き直す。
それでもにわかには信じられず、
その目で確かめに走る。

乾行の遺体は清められて
布団に寝せられていた。
まるで眠っているかのようであった。

 

わあっ と泣き出したのは伊吹の方であった。
青葉は、そこらにいた者に詰め寄った。
「何故このような事になったのです?」

「は、はあ、生き残った者たちによると
野盗を討ちに向かう途中の谷の道で
急に大勢の敵兵が頭上から襲ってきて
それから乱戦になって
何が何やら、と・・・。」

兵?
野盗じゃなくて、“敵兵” ?

青葉は八島の殿のところへ向かった。
「大殿さまはどこにおわします?」

無鉄砲なのは、いつも女。

 

続く

 

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誕生日

私、今日が誕生日なんだ。
ああ、「おめでとう」 は、いらねえ。
そういう行事には興味がないんだ。

かに座。 マークは69。
12星座中、一番母性が強いんだと。

この話を聞いてから
“占い” というものを信じなくなった。
私に母性ーーー? って感じで。

 

私がガキの頃は
“お誕生日会” みたいなんが
行なわれていた。

学校ではその月に誕生日の子を
まとめてお祝いしてたし
家庭では友達を呼んで
パーティーをしていた。

かあちゃんがな、また
こういう時にはりきるんだ。
スイカの中身をえぐって
皮を器にしたフルーツポンチとか。
ほんと、浮かれポンチだったよ。

 

私はガキの頃から
誕生日の何が目出度いのか
さっぱりわからなかったんだが
実はちょい前まで
歳を取るのが嬉しかった。

だって同年代が汚くなっていくんだもん。
年齢を言うと、「見えない!」 と
驚かれるのが快感でさ。
このまま、周囲よりほんの少し
小綺麗なババアになっていくんだろうな
と、信じていたさ。

 

ところがな、世の中には
“老ける病気” っちゅうのが
存在するんだ。

ご近所の騒音のストレスで
ゴッと老けたところに
甲状腺機能低下になっちゃって
髪は抜けるわ白髪は増えるわ
今じゃすっかり乳もタレて
年齢の通り・・・。

よって、歳を取る醍醐味もなくなり
誕生日が “興味ない” から
逆に興味ありありの
“憎い” になってしもうた。

 

ぜんっぜん関係ない話だけど
靴がきつくなったんだよ。
今まで愛用してきた靴が
はいてて痛くなるんだ。
で、それがムクミかどうかわからない。

というのも、禁煙太りしたから
足も肉が付いた可能性もあるじゃん。
そんで、跡が付いて消えないのは
皮膚の老化かも知れないじゃん。

甲状腺でムクミが出るって話を
確かめられずに
看護師さんと、うーん、と
首をひねりあったよ。

 

あ、誕生日の話ね。
今回の “自分へのご褒美” は
サングラスを作っただよ。

目が良い人が羨ましいよ。
サングラスを安く買えるから
ファッションで遊べるじゃん。

こっちは近視乱視緑内障に
何か最近、白内障までヤバげだもんで
もう、気合いの1個を
諭吉を4人ばかし放出よ。

いやな、今まで持ってたサングラスが
ウルトラマンのような形で
子供に 「恐い」 と指差されたんで
ズーーーッと、かけてて居心地が悪くて。

でも光に弱い目だもんで
サングラスが必需品なんだよ。
だからノーマルな形を!
と意気込んでメガネ屋さんに行って

・・・ウルトラマンセブンのような
サングラスを作ってしまった・・・。

 

はあ・・・
どこでどう間違ったのか
買い物に行くと
特に諭吉を握り締めて行くと
えらい舞い上がって
ハイテンションになるんだよー。

私、そんなに贅沢をしないんで
ここぞ! の一品を買ってるんだ。
そのつもりなんだ。

なのに、リキが入りすぎて
「いつ着るんだ?」 みたいな服に
数万出したりするんだよー。
しまむらじゃ基本的なデザインを
手堅く選んでいるというのに・・・。

 

で、最近の私は、お出かけ時に
心の中でシュワッチシュワッチ言いつつ
ちょっとコソコソと歩いている。

最悪!
また5年後ぐらいに作り直そう。
今度こそはノーマルな形のを。

 

あ、ついでに普段かけてるメガネも
ブルーライトカットレンズにしたんだ。

眩しさが全然違う!

特にパソコンから出る光を
強力にカットしてくれてる気がする。
目の疲れがかなり軽減されたよ。

これ、店舗とかでも使われてる
殺人光線LEDの光も
キッチリやわらげてくれるから
光に弱いヴァンパイア属性の人
試してみんしゃい。
度が入ってなければ、安くであるから。

 

殿のご自慢 40

上達して “つまらなくなった” 青葉は
それでも士気を上げる道具として
吾妻家とのいくさには
必ずかり出されていた。

 

もう日が暮れる。
この分では、明日もいくさは激しいのでしょう。

陣に戻りながら北東の空を見上げた。
乾行さまは、山城家跡地の平定だと聞いた。

わたくしがいるから、伊吹さまはこちらに来ているけど
出来るのなら伊吹さまや、今回は城番の高雄さまと
一緒に戦場を伸び伸びとお駆けになりたいでしょうね。

それから溜め息を付いた。
さあ、わたくしはこれから酒盛りですわ。
何故いくさに来てまで、
宴を開かねばならないのかしら・・・。

 

「どうした? 疲れたのか?」
伊吹の声に我に返る。

少しだけ振り向いたら、もうそこには伊吹がいる。
双翼の陣がふたりの定番になってはいたが
戦いの最中以外は、伊吹は必ず青葉の側にいた。

周囲もそれをわかっていて、ふたりがどんなに離れていても
いくさが終わると、伊吹の場所から青葉へと
兵の群れが割れて道を作った。

伊吹はそこを通って、その先にいる青葉の元へと向かう。
血まみれの花を迎えに行くのだ。

 

「はい、少し・・・。」
青葉の言葉に、伊吹は馬を横に並べた。

「そうか、このいくさ、数日はかかるだろう。
そなたは今宵の宴は休め。
俺も顔を出したらすぐ戻る。」

「はい、ありがとうございます。」
青葉は伊吹の優しさに素直に甘えた。

 

最初は心配で心配で、目の前の敵よりも
遠くの青葉に意識がいっていた。
指の先ほどの大きさでも、
青葉が泣いているのがわかり
どんなに助けに向かいたかったか。

だが俺も槍大将。
持ち場を、兵を捨てられぬ。
その苦悩が加わり、前にも増して
いくさが苦痛でしょうがなかった。

それがこの頃の青葉は落ち着いている。
離れていても、こちらの兵にも影響を与えるほど
いくさ場の “流れ” を作れるようになった。

腕はまだまだだが、場の掴み方は天性のものであろう。
このまま育てば、良いいくさ人になりそうだな。
伊吹はそう感じたが、それは男であればの事。
男の才が女に備わっていても、
己を苦しめる材料でしかない。

 

青葉と伊吹が安定した戦いをしている時に
城番をしていた高雄に、一報が入る。
北東の地で反乱が起こったという。

馬鹿な!
あそこには今、乾行が行っている。

高雄は慌てて、青葉たちの近くにいる
八島の殿に早馬を出した。
八島の殿の返事は、“武運を祈る” であった。
これすなわち、“迎え撃て” という事。

 

乾行の軍は、最近そのあたりに
はびこっていた野盗の成敗を目的にしているだけで
いくさのつもりはないので、その準備はしていない。
“反乱” は予定外の動き。

それでも乾行なら、半農の兵の群れなどどうにか出来るはず。
だが、その乾行から援軍の要請が来ているのだ。

これはただごとではない!
そう感じた高雄は独断で兵を率いて、
乾行の元へと休みなく駆けた。

 

続く

 

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文字数の質問

まだまだニューブログに不慣れで
試行錯誤しているけど
その上に、縛りプレイじゃないけれど
ちょっと自分を緊縛しちゃおうかな、と。
・・・自縛・・・、ふへへ

あっ、娯楽じゃねえだよ。
社会のためだよ。

 

私はパソコンで記事を書いているんだけど
ここに来ている人は、スマホが多いよな?
今の改行方式では読みにくいらしくて
まことに、ごめんだった。

携帯等でブログを見書きする事は
絶対に私はないんだけど
今後も増えるだろうスマホ使用の人が
見やすいように、心掛けていきたいんだ。

 

私は改行や文字空けに関して
私自身のためのこだわりがある。
それは長文読めない私が読みやすいもの!

この前の記事で、
過去記事は読まないって言ってたくせに!

だって、しょうがないじゃない。
読み直さざるを得ない時もくるですの。
あと、長文を書いてて混乱するですの。

 

私のこの自分勝手な都合が
世界の迷惑にならないためにも
皆の今見ている画面の
全角文字で、改行せずの横1行の
最多文字数を教えてほしいんだー。

「○文字」 と、ひとことで良いから
匿名で良いから
「見にくい」 等の苦情も受け付けるから
どうか普段コメントしない人も
モニターを指紋だらけにしつつ
1行を数えて、私に教えてくださいーーーっ。

見本
1234567890123456789012345678901234567890

 

普通の携帯の人は多分ごめん。
データが集まらないとわからないけど
きっとスマホに近い数値になるだろう。
でも完璧に見やすくなれるかどうか。

あと、パソコンの人もごめん。
やたら改行が多くて
動いている内にキャミブラがズレて
縦に長い胸になっとる私の乳のごとく
縦に長い記事になるだろうけど
大画面の余裕で流して、お願い!

 

出来る限りなるべく、皆の意見を参考に
1行の文字数を考えて
記事を書きたいと思っているんで

どうか、ご協力を
よろしくお願いいたしますー。

 


これのCMの歌、
「虫コナーズですのー」 と歌ってると思って
面白い歌だな、と感心していたのに
真実は、「虫コナーズテクノ」 だそうだ。
何だかガックリ・・・。

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