Home > アーカイブ > 2010-05

2010-05

ゴールデンウィーク

行事やイベントに興味が薄い私としては
こういう “時事” には一切触れずに
いつものように記事を好きに書いていきたい。
 
しかし、それはあまりにもマイペース過ぎるんじゃないか?
と、いつもいつも自問自答させられるのだ。
 
多分、去年の誕生日もクリスマスもすんげえサラッと流した。
バレンタインにいたっては、ここに来る人から知らされたぐらいだ。
私が大騒ぎする行事は唯一、年末の大掃除だけなのだ。
 
 
・・・・・、ああ、言いてえ。
クリスマスだのバレンタインだの、そういう単語が出ると
ほんっっっっっっと言いてえ!
 
チャラチャラしたイベントに踊らされやがってうんぬん
という、殺伐とした人生をおくっているヤツお決まりのセリフを叫びたい。
 
何でこれらの単語って、こんなにも癇に障るんだろうな?
いや、今の私が孤独老人だからじゃないんだよ
ピチピチ娘さんだった頃から、乗り気じゃなく
しまいにゃ、歴代彼氏に “イベント嫌い” と嘆かれたものさ。
 
記念日とかさ、女性がギャアギャア騒ぐ、って決め付けられてるけど
私の経験上、細かくてうるさいのは男性の方だぞ。
「今日は何の日だかわかる?」 ときて
「○月の○日はふたりが初めて出会った日」 とか言われたら
月命日、そこにも当てはめるかよ!!! と、驚愕するって!
 
こういう事をすんげえ大事にするヤツって、結構いるんだよな。
まあ、それも人それぞれだから尊重せにゃならんのだろうけど
行事好きって、それをこっちにも押し付けまくるよな
そんで記念日を覚えてないと、鬼畜クラスの扱いをされるだろ。
 
これってさ、ひどくないかあ?
平等とか権利とか主張したくないけど
あまりにも一方的な不公平さがあるような気がする。
 
私は元々、“行事に関心がない” タイプだったんだけど
行事好きのヤツらのせいで、“行事嫌い” になったんだと思うぜ。
ほんと、一体何の儀式なんやら。
 
 
ここまで書いてようやく
ゴールデンウィークが “行事” ではない事に気付いたわけだが。
 
さて、上の的外れの文句はどうしよう、と思ったけど
キーを打った労力を惜しんで、もちろん消さずに残す。
こっからがタイトル通りの、真のゴールデンウィークの話題という事で
 
・・・・・・・・・・・・
ねえよ、連休の話で広げられる知識が。
ちょっと長い休みについてなんて、どう論じろっちゅうんだよ?
 
と、困り果てて検索してみた。
皆さん、ゴールデンウィーク中の自分の出来事について
ブログを書いているようだ。
 
ああ・・・、ブログってのはそうだった・・・。
ゴールデンウィークについて語るのではなく
自分の日常を語るのがブログである。
 
 
いやあ、とても驚いた。
えーと何日だっけ? 5日?
ちょっとパソコンから離れたら、自分が今まで何をしてたんか
何でここまでキレイさっぱり忘れてるんやら。
 
あげくが、こんなマイブログ史上、1位2位を争うような
取り留めのない内容にしてしもうて
こっからどう挽回しようか、考えても無理そうなんで考えない。
すまん、今日はとことん休みボケしとるようだ。
 
 
ちなみに連休中、何をしていたのかっちゅうと
片付け、ゲーム、映画、この3つのみ。
 
うわ、もんのすげえ孤独ババア?
何か自分で書いてても、悲しすぎる日程に思えるんで
これで生きてて楽しいんか、と訊かれても
どう答えて良いのかわからんなあ。
 
そもそも、そんなウッハウハの人生、知らんからなあ。
楽しいーーーーーっ!!! って、どんな人生なんだろう?
私比では、ごく普通、平常心な連休だったんだよな。
 
 
何かもう、何がごめんなんかもよくわからんけど
とにかくどうもすみませんでした。
 
多分、明日と次の月曜も呆けていると思う。
休日の私にそんな喜ばしい事は起きない、と断言できる。
せいぜいが腹を壊して寝込む程度だ。
 
と言うか、このブログの主旨は
“あしゅのハッピーライフ 顔文字略” じゃねえんだよ!
 
 
と、最後は八つ当たりになるんで
やっぱり私の記事では、イベント系は流させてくれ。

ブラッド オブ バハムート

ニンテンドーDSのゲームである。
 
操作は、十字キーやLRボタンも使うけど
タッチペンのみでもいける方式。
 
メインストーリーは6章からなっていて
各章ごとにフィールドクリアを重ねていく、という
シミュレーションに近いタイプのアクションRPGかな。
 
フィールドで制限時間以内に、巨獣というのを倒すんだが
各ミッションによって、巨獣の目を壊せ、とかの命題があって
それを達成できれば、そのミッションはクリアした事になる。
 
そうやって、腕やら足やらを部分破壊していって
最後には “巨獣を倒せ” のミッションになり
倒せれば、その章をクリアした事になる。
 
 
攻撃は、ほとんどが遠距離攻撃になり
攻撃したい部分を、タッチペンで突付く。
 
フィールドには、巨獣の他にもザコモンスターがいて
倒すと回復玉やらを出すんだけど
殲滅しても、巨獣が気分次第でまたザコを出すので
関係ない場所にいるザコは、基本放置。
 
 
アイテムは、巨獣の体の部位を破壊したら出る材料で合成する。
このゲームのLVアップは、HPとMPが増えるだけで
他のステータスは装備依存になるので
とにかく先へ先へと進んで、材料を集めるしかない。
 
操作キャラは6人いるけど、最初はユイでやって
キャラチェンジはいつでも何回でも可能なんで
強い武器防具が作れるようになってから、他のキャラを育てた方が良い。
 
何故ならば、セーブデータは1個のみで
キャラチェンジしても、最初からゲームが始まるわけじゃないからだ。
やりやすいキャラで話を進めておかないと、単に苦労するだけ。
 
ただ、クリアランクとか称号集め、材料集めと、やり込み要素が多いから
逆にひとりのキャラだけだと、LVストップするんで
全キャラ育ての勢いでプレイすべきであろう。
 
 
だがしかし、このゲーム・・・、実に難しい。
巨獣の攻撃パターンが読めるようになるまでに、嫌気が差すかも知れない。
 
事実、始めて2時間ぐらいで、止めようかな、と思った。
が、攻略本を読んでいたら、このゲームはマルチプレイが出来て
「マルチプレイのデメリットなど何ひとつない」 と書かれていた。
 
どうもこのゲームは、マルチプレイを軸に作られているようだ。
ひとりでプレイしていると、時間内クリアなんて無理! ってとこが
もんのすげえ多いんだよーーー。
ほんと、詰まる詰まる。
 
 
「一緒に世界を良くしに行かない?」
そう言った時の、相手の表情が忘れられない。
 
ヤバい事になってしまった・・・、そういう顔をされたんで
慌てて、違う違う、これ! と、DSを出したんだが
最初にいたらん誘い方をされた衝撃のせいか
ゲームのお誘いは意外にも、あっさり受けてもらえた。
 
 
マルチプレイの条件など、ほんとに何ひとつなかったんで
初手からサクサクと同時に出来て、これはマジで
ひとりプレイとマルチプレイじゃ、難易度に天と地ほどの差がある。
2人より3人、3人より4人の方が、ラクショーもいいとこである。
 
マルチプレイにしてから、このゲームほんと楽しい
と思えるようになった。
  
ニンテンドー、マルチプレイを主に考えるのは、やめてください!
大人はゲーム友達など、滅多に出来ませんから!
しかも4人なんて絶望的ですから!!!
ヘタすりゃ、その数少ない友人関係も壊れますから!!!
 
 
そんでな、このゲーム、やってて辛いとこがもう1個あるんだ。
それは巨獣に哀愁があるとこ。
 
ギガントはラピュタの鳥飼育ロボットみたいだし
フェンリルは犬そのもので
痛がっているとことか、ほんとラブリーな犬の仕草で
犬好きの私には可哀想に思えて、攻撃するのがめちゃくちゃ辛いんだ。
自分にも人間らしい部分がまだあったんだな、と再確認させられたよ。
 
敵はもっと憎々しげなビジュアルにしてください!!!
 
それこそ、くびり殺しても何の罪悪感も持たない
えげつない面構えだと、やる気が増すと言うもんだ。
 
と、こう書くと、差別になるんかな?
外見、ほんと大事だよなー、はっはっは。
 
 
あ、そうそう、ひとつ重要な忠告をしとこう。
自分の部隊の名前を設定できるんだけど
その時に妙な名前にしない事!
 
私なんてな、“超ヘタレ隊” にしたんだよ
自分の腕を冷静に判断してな。
 
・・・もう、ストーリー、台無しだったよ・・・。
感動的シーンで、「我々超ヘタレ隊の誇りにかけて!」 とかさ。
どんな誇りだよ! って自分で自分に突っ込んだよ・・・。
 
部隊名、格好良いのをつけような。

化粧水への疑問

肌にとって、重要なのは水分である。
だからそれを補う化粧水は大事なのだ。
これが美容の鉄則なんだが、どうしても疑問がぬぐえない。
 
果たして化粧水で水分を補えているのか?
 
風呂に入ったりしていて、手の平がふやけるのは
手の皮膚が水を吸い込んだせいらしい。
これを聞くと、皮膚は外からの水分を吸収するんだろう、と思うんだが
どうも顔の皮膚でそれが感じられないのである。
 
と言うか、確かに水分は吸っているのだが
問題は、吸った水分はほとんど放出しているような気がするのだ。
 
 
化粧水でのコットンパックをする。
その時だけは、しっとりピチピチになるのだが
1時間もすれば、通常と変わらなくなる。
 
スプレーで化粧水を吹きかけ吹きかけ、念入りにすると
パック後の肌は、更にしっとりみずみずしくなるのだが
その後、どうクリームを塗ろうがオイルで蓋をしようが
ゴンゴン水分が蒸発していくのがわかる。
大量に水分を入れると、乾燥の経過が恐ろしいほどにわかる。
どうも与えたら与えただけ、きっちり抜けるようである。
 
それだけじゃなく、与える量が多いほど
蒸発する時に余分に水分が抜けていく感じがする。
何かはずみが付いて、本来肌にとどまるべき水分も
ついでに持って行かれるような気がしてならない。
 
もしこの感覚が本当だったら
化粧水パックはしない方が良いように思える。
 
 
肌にとって理想的なのは、5秒に1回霧が掛かる状態、と言われるが
つまり肌の水分は5秒しか持たない、という事なのか?
 
これも何となく納得できる。
水分を保持する能力が、私の肌にはない気がしていたからだ。
 
空気が乾燥する時期は、コットンパックをしようが
重たいクリームを重ね塗りしようが
肌がパサパサのカラカラになって、どうしようもなくなるのだ。
肌表面はギットギトのベッタベタで、油光りしているのに
どうも皮膚が突っ張る、という乾燥感覚がある。
 
うろたえて、あれこれお手入れに騒ぎまくるのだけど
結局は空気の湿度が高くなるまで改善されない。
化粧品、いざという時には役に立たないものである。
まさに、薬じゃないので健康な肌にお使いください、ってやつだな。
 
じゃあ、化粧水スプレーを用意して、5秒ごとにふきかけるか
と考えると、生活的に無理な話である。
中途半端にふきかけても、蒸発が恐いだけだ。
 
 
ここらへんをずっと迷ってきて、何か最近、化粧水を軽視している。
もしかしたら、化粧水いらないんじゃないのか、とすら思う。
与えたら与えた以上の水分が蒸発するので
はなから与えない方が、蒸発もしないんじゃないか? とな。
 
化粧水抜きのお手入れ法をやってみようか、とも思うんだが
もしかしたら、一番大事なものを省く事になるかも知れず
どうしたもんか、と更に迷い中である。
 
化粧水、本当に必要なのか?

イキテレラ 1

大きな城下町の隅っこの、大きな家の裏庭で
その家の娘、イキテレラが洗濯をしていた。
そこに声を掛けたのは、野菜売りの女。
 
「こんにちは、何か入り用はないかい?」
「そうねえ、最近お義姉さまたちが少し太ってきていらっしゃるから
 さっぱりしたスープを考えてるんだけど・・・。」
「だったら今朝採れたばかりのカブはどうだい?」
「あら、それは良いわねえ。」
 
 
野菜を選びながら、世間話に花が咲く。
「しかし、あんたもよく辛抱しているねえ。
 この家の直系はあんたなんだろ?
 なのに後妻とその連れ子たちに、召使いのようにコキ使われて。」
 
野菜売りの同情に、イキテレラは微笑んだ。
「良いのよ、わたくし、家事には慣れていますもの。
 お義母さまたちも、悪いお方じゃないと信じていますの。
 尽くしていれば、いつか仲良くなれますわ。」
 
家の中から、女性のヒステリックな声がする。
「イキテレラ! イキテレラ、どこなの!」
「あら、上のお義姉さまが呼んでらっしゃるわ。」
 
その声を聞き、野菜売りが絶望的な顔をして
まあ頑張んな、とイキテレラに言い残して去って行った。
 
 
「何ですの? お義姉さま。」
「イキテレラ、あんたにこの前頼んだドレス、どうなってるの?」
「それなら、もう出来ておりますわ。」
「出来たんなら、さっさと持って来なさいよ!」
 
姉に手直ししたドレスを着せる。
「胸元の切り替えを鋭角なデザインにしてみましたの。
 ああ、ほら、こちらの方がずっとお似合いですわ。」
 
鏡の前で、義姉が納得したように胸を張る。
イキテレラが、肩のラインを整えながら言う。
「今度からドレスを新調なさる時は
 首が少しでも長く見えるものをお頼みになるべきですわ。
 お義姉さまの魅力が引き立ちましてよ。」
 
 
「イキテレラ! イキテレラ!」
下の義姉が叫んでいる。
「お義姉さま、何でしょう?」
 
「今夜のメニューは何なの?
 あんた、用意が遅いんだから、さっさと取り掛かんなさいよ。」
「はい、ただいま。
 今夜はキジ肉のローストにカブのスープです。」
 
「はあ? たったそれだけ?」
「ええ、お義姉さま、この前の採寸の時に
 かなりサイズが変わってらっしゃったでしょう?
 少しお食事を控えた方がよろしいと思いますの。
 このままじゃ、ドレスを全部新調しなきゃならなくなりますわ。」
 
 
「それは困る。」
現われたのは、イキテレラの父親であった。
「うちは貴族とは言え、財政が厳しいのだ。
 娘たちよ、我慢しておくれ。」
義理とは言え、父にはそう強くも言えず、義姉は無言で部屋を出て行った。
 
「イキテレラ、おまえにも苦労をかけてすまないのお。」
父の言葉に、イキテレラは優しく答えた。
 
「良いのですよ、お父さま。
 ご病弱なお父さまに、働けと言う方が間違っていますわ。
 さあ、お体に障りますから、お部屋でお休みになっていて。」
イキテレラは父を寝室へと送っていった。
 
 
気も体も弱い父と、意地悪な後妻とその連れ子の2人の姉
イキテレラは朝から晩まで、家事に追われる日々であった。
 
 
 続く
 
 
関連記事 : イキテレラ 2  10.5.13 
 
       カテゴリー パロディー小説

依存を止めると?

今回のゴールデンウィークも、何のちゅうちょもなく
ちょろちょろ片付けなんぞをしながら
ホラー映画やゲーム三昧でいこう、と計画を立てた。
そんで、その通りに過ごした。
 
いつもいつも私の連休は、大型も中型も小型もこの調子である。
行楽とか旅行とか、かろうじて行くとしても平日に行きたい。
あふれる人、混む道、都会ならそれも我慢できるが
嫌いな大自然で、それは勘弁してもらいたい。
 
とか言って、とある地方の遊園地に真冬の平日に行ったら
客が自分らだけで、きまずいの何の。
貸し切りに出来るヤツって、並の神経じゃないとわかったよ。
アンディスアンディス、やっぱ真の大スターだったわけだ。
 
 
だけど今回のゴールデンウィークは、辛かった。
何かな、ウツウツというより、胸が苦しいというか
気分じゃなく、症状が出たんだよ、胸あたりを中心に。
 
これの重い版の経験の記憶があるんだけど
高校時代の自称パニック障害。
これのごく軽い症状が出たんだ。
 
この自称パニック障害も、多分間違った自己診断だと思うんだけど
“発作” という感じになるんだ。
胸が締め付けられる、っちゅうか
胸がキュン (はぁと) じゃなく、握力弱くキュウーーーッて言うか
そんで、息が苦しくなる時もある。
 
もう年齢も年齢なんで、狭心症とかの心配をした方が良いと思うけど
心臓の検査、去年の夏にやってるんだよ。
胸が締め付けられる、動悸がひどい、という理由で。
で、恥ずかしいぐらいに異常なしでさ。
私の症状、全部気のせいかよ? と、己を責めたさ。
 
 
去年は何ヶ月か、自称ウツに悩まされてたんだけど
それが治ったと思ったのが、どうも再発したみたいだ。
 
何で再発したのか、心当たりがまったくない。
また言い始めてすまんけど、今度こそ更年期・・・?
とか、あれこれ考えていたんだが、ひとつ思い当たった。
 
まさか、禁煙・・・?
 
禁煙する直前までの私は、喫煙行為にものすごく依存していた。
それをすっぱり止めてから、いまだに吸いたいけど
もう私の人生に喫煙はないので、吸いたいという欲求も放置である。
 
この態度は、今後も一切変わらないのだけど
気になるのが “依存”、この部分。
 
 
依存って何でするんだろう?
私の場合、喫煙する事で何かを心理的に回避していたんだろうか?
そして代替行為を用意せずに、いきなり依存を打ち切った場合
心に副作用っちゅうか、しわ寄せみたいなものがくるって事はないんか?
 
この疑問は、あくまで可能性のひとつとしてであって
禁煙が私のウツウツ発作の原因とは限らないし
そもそも、このウツウツ発作も何なのかよくわからんし
どっからどう考えれば良いのか、さっぱりなんだが
上の依存の話、すんげえ気にならんか?
 
依存するには理由があるだろ。
その理由もわからんと、依存行為だけを止めて良いものか。
 
 
でも、それでマズかったとしても、禁煙は止めん。
しょうがねえじゃん、諦めてくれよ、と私の心理に言うだけだぜ。
本人が知らないとこで、何を勝手にコソコソやっとんのか
それを責めないだけでも、ありがたく思ってほしいわ、私の心はよー。
 
なので、私の対策は何もなしで
このウツウツ発作も、内科の主治医にちょっとドーピングしてもらって
あとは気合いで乗り切るつもりである。
 
ダメでも、人生が楽しくないだけだろ?
何となく最近は、そんなに幸せにこだわる気持ちもないし
不幸で何か問題があるんかな、とも思っているから
出たとこ勝負でいこうと決めている。
最悪のたれ死になだけじゃん。
 
と、私は自分を観察していくつもりなんだが
これは責任の少ない孤独老人だから、やれる事である。
家族がいるヤツ、先の人生が長いヤツは
とりあえず妙な自己観察はやめて、真っ直ぐ生きろ。
私が人柱になって、たまにレポートするからさ。
 
 
依存行為を止めようとしている人は
こういう事が起こる可能性についても、よく考えて
なるべく自分の心に負担が少ないようにすればいい。
 
けどさ、今の世の中、自分を大事にとか自分にご褒美とか
ちょっと自分を甘やかせ過ぎじゃねえ?
 
確かにストレスの多い環境かも知れんけど
それは知恵がついた事による弊害だと思うぞ。
いくら環境を整えても、ついた知恵が消えない限り
悩みは尽きないと思うがな。
 
これも心に留めて、依存に対処していくべきだと思う。
 
 
関連記事 : 禁煙宣言 10.4.5
       禁煙日記 10.4.13
       電子タバコ 10.4.15
       タバコ中毒の真相 10.4.19
       電子タバコ 2 10.4.21 

イキテレラ 2

義母と義姉が浮き足立っていた。
この街では、貴族の娘は適齢になると
城で開かれる舞踏会で、社交デビューをするのである。
義姉ふたりに、その招待状が届いたのである。
 
「ああ、私の娘たちがいよいよ社交界に出るのね。
 もっと派手なドレスを作らなければ。」
 
夢見心地の義母に、父が言う。
「しかし、おまえ、この前ドレスを作ったばかりなのに・・・。」
「このパーティーは特別なものですのよ!
 どこかの殿方に見初められるかも知れません。
 そのためにも、より美しく装わせて送り出すのが親の務めです!」
 
娘の結婚、すなわち持参金
それを想像しただけで、父親は腹が痛くなった。
 
 
裏庭でじゃがいもの皮を剥いているイキテレラの視界に、靴が入り込んだ。
顔を上げると、2人の義姉が立っている。
 
「ふっふーん、イキテレラ、私たち舞踏会に呼ばれたのよ。」
「おめでとうございます、お義姉さまがた。」
 
イキテレラがニッコリと微笑んで言うと
義姉たちが顔を見合わせてクスクスと笑う。
「実はねえ、あなたにも来てるのよ、招待状。」
 
「だけど」
「あなたには」
「行かせてあげない。」
義姉たちは、高く掲げた招待状に、火を点けた。
 
 
燃えながら舞い落ちる招待状を見て
ビックリしているイキテレラに満足したのか
義姉ふたりは笑い声を上げながら走り去って行った。
 
イキテレラは、燃え残った招待状の切れ端を拾った。
「ひどい事をするねえ。」
声の方向を見ると、見慣れぬ老婆が垣根の向こうに立っている。
 
「いえ、はしゃいでらっしゃるだけですわ。」
イキテレラは、事もなげに言った。
 
「あんたにも良い事があるよう、祈っといてやるよ。」
老婆はそうつぶやきながら、ブラブラとどこかへ歩いて行った。
 
 
舞踏会の日になった。
義母と義姉たちは、朝から用意で大騒ぎである。
 
手伝っているイキテレラを、父が呼び止めた。
「すまない、娘3人の仕度はうちは無理なのだ・・・。」
「良いのですよ、お父さま。
 そのような事でお悩みになると、お体に障りますわ。
 お義姉さまたちの準備はわたくしに任せて
 お父さまはゆっくり寝ていらして。」
 
「イキテレラ!」
義母の声に、イキテレラは歩き出した。
 
 
やっと今日一日が終わった・・・。
食事を取るヒマさえなかったのである。
 
義姉たちを送り出して、さすがに疲れたのか
イキテレラがベッドでウトウトとし始めた時
窓ガラスがカツンカツンと鳴った。
 
その音にハッと目が覚め、窓を開けると
先日の老婆が立っていた。
 
「あんたにひとつ奇跡をあげようじゃないか。」
老婆は、ヒヒヒと笑った。
 
 
 続く
 
 
関連記事 : イキテレラ 1 10.5.11
       イキテレラ 3 10.5.17
       
       カテゴリー パロディー小説

股関節

朝起きたら、何故か片側の股関節が痛かった。
関節痛のような痛みである。
 
大した事はないので、気にせず一日動いたら
その日の夜には、結構痛くなっていて
夜眠っていて、寝返りか何かをしたらむっちゃくちゃ痛くて
思わず 「うおおおおお」 とか、うなって
それで目が覚める、みたいな状態になっていた。
近所の人は、うちが獣を飼い始めたと思ったに違いない。
 
 
そんで翌日には、もう足を引きずらないと歩けないようになってしまってて
どうしたもんか、と悩んだ。
 
まあ私のいつもの答は、“とりあえず様子見”。
数日放置しといて、痛みが引かないなら
グルコサミンとかコンドロイチンとか
そこらへんのサプリに頼りつつ
次の主治医 (内科) の診察の時に訴えよう、と。
 
ああ? すぐに病院に行けだあ?
国もうちも財政が圧迫している状態で
そうホイホイ病院に行けるかよ。
 
もう私は肝臓で通院を余儀なくされてんだよ。
これ以上、医療費を捻出できねえよ。
突発的な歯科通いとか、ほんときっついぜ。
 
 
で、マジで杖が欲しいぐらいに
ヒョコヒョコとしか歩けないのだが
そんなんしてると、痛くない側の足に
ものすごく負担が掛かるのがわかるんだ。
 
こりゃしまいにゃ両側痛みだす、と思ったんで
なるべく普通に歩こうとするけど
ほんと痛いんで、どうしても足を引きずってしまう。
 
そうこうしてると、通りすがりの人が親切にしてくれたりして
ああ・・・、私、そういう価値のない人間なのに
どうもすいませんすいません、とすげえ罪悪感にさいなまれて
外に出るのが、ものすごく億劫になる。
 
 
ところで、私は怒っている。
私のこの痛々しい姿を見た知り合いは
皆、一様に 「どうしたの?」 と訊く。
 
で、正直に 「起きたら何故か痛くなってた。」 と答えると
皆、一様に 「へえ・・・?」 と反応するのだ。
 
お め え ら 他 に 言 う 事 は な い ん か い !!!
 
 
包み隠さずに言うと、股関節が痛くなった時に
あーあ、これ、誰かアホウが
「エッチのしすぎちゃうん?」 とか
くっだらん冗談を言うんだろうな、と思った。
 
私は下ネタが嫌いなのだ。
面白いものならまだ許せるが、そんな下ネタには滅多に会えないしな。
 
ましてや今回は、痛いのにそういう癇に障る冗談を言われたら
どんだけイラつくかわからんが
私ももう良いオトナなので穏やかに流そう、と決意していたのだ。
 
ところが誰ひとり何も言わない。
ちょ、もう、そういうセクハラとは無縁のゾーンに突入したか?
それとももっと進んでて、骨粗しょう症当たり前、に見られてるんか?
 
それこそ冗談じゃねえぞ、まだそこまでは老いてはおらん!
確かにつまらんギャグ等を言われると、無言で睨んだりするが
私が構えている時は、とりあえず一通りの儀式はこなせ!
 
 
と怒ろうかとも思ったが、怒れない事情があった。
この股関節の痛み、実は寝違えなのだ。
朝起きたら、うつぶせにひしゃげたカエル型に寝てたんだよ。
んで、足を曲げてた側が傷んでた、という寸法なのだ。
 
こんなん、人に言えんだろう・・・。
これ以上に情けない股関節の傷め方があるだろうか?
 
もしかして、この原因を見抜かれているんか?
と想像したら、ほんと両手両足を床についてうなだれるほど
虚しい気分で心がいっぱいになったさ。
 
 
何だか色んな事が、もんのすごくモヤモヤする。
どんな答であっても多分嬉しくない。
 
痛みは3~4日でなくなった。

イキテレラ 3

「おばあさま、うちよりも北角のおうちの方が裕福ですわよ。」
窓を閉めようとするイキテレラに、老婆が慌てて言った。
「待ちな、あたしゃ物乞いじゃないよ、魔女なんだ。」
 
「魔女?」
窓を閉める手を止めるイキテレラ。
「ああ、そうだよ。
 あんたがあまりにも不憫なんで
 ちょっと助けてあげたくなっちゃってね。」
 
 
魔女が持っていた杖を振ると
イキテレラのボロ服が美しいドレスへと変わった。
 
「お次はこれだね。」
庭に生っているカボチャが馬車に
下水から顔を覗かせたネズミが馬に
垣根を渡っていた猫が御者になった。
 
「おおっと、いけない、靴を忘れていた!
 えーと、えーと・・・。」
あたりを見回すも、靴になりそうなものはない。
 
「ちょっと待ってな。」
魔女は一瞬にして消えた。
かと思ったら、次の瞬間には戻ってきた。
「靴はこれで我慢しとくれ。」
 
 
「髪もメイクも、鬼盛りしておいたから
 義姉たちにも気付かれる心配はないよ。
 ・・・どうしたんだい?」
 
美しいドレスに、豪華な髪型になったイキテレラは
呆然と立ちすくんでいた。
 
「これで何をしろとおっしゃるの?」
「だからお城の舞踏会に行かせてあげる、って言ってるんだよ。」
 
 
イキテレラは、フッと笑った。
「空腹なのに、プレゼントがダンスとは・・・。
 ああ、いえ、それも “奇跡” でしょうし
 価値観は人それぞれですわよね。」
 
「何だい? 気に入らなかったかい?」
「いいえ、とんでもない。
 そのお気持ちだけでも嬉しいですわ。
 お城に行けば、何か食べるものもあるでしょう。」
 
「ああ、あんたが欲しい奇跡はお菓子の家の方かい。
 すまないけど、プレゼントってのは
 相手が欲しい物じゃなく、自分があげたい物を贈るものなんだよ。
 さあ、これを履いて。」
 
 
魔女が差し出した靴に、足を入れてイキテレラは叫んだ。
「冷たい! これ、何ですの?」
 
「ガラスで出来た靴だよ。
 それしかないんだ。」
こんなモロそうな靴、大丈夫かしら、とイキテレラはちゅうちょしたが
仕方なく履いてみると、足にピッタリとフィットした。
 
「まあ! あつらえたようにピッタリだわ。」
「それは元々あんた用の靴なんだよ。」
「どういう意味ですの?」
 
 
「今、説明する時間はないんだよ。
 舞踏会はもう始まっている。
 これらの魔法は、今夜の12時で解けてしまう。
 あんたはそれまでにここに帰って来なければならない。
 急いで行かないと、間に合わないよ。」
 
「あらまあ、段取りが悪いですわね。」
「いいから、行っといで!」
 
イキテレラを乗せたカボチャの馬車が走り出した。
 
 
 続く
 
 
関連記事 : イキテレラ 2 10.5.13
       イキテレラ 4 10.5.19
       
       カテゴリー パロディー小説

ガキの使い

「ティッシュを買ってきて、スコッティね。」
と、太古の昔に当時の彼氏にお願いした。
 
ところがそいつが買ってきやがったのは、ネピア。
何故かと問うたら、「普通は皆こっちを買ってる」 という返事。
 
 
こういう勝手な解釈をするヤツって、多くないかあ?
私、今までにこの手のヤツらを、どれだけ数多く叩きのめしてきた事やら。
 
こっちがわざわざ指示してるって事は、そこが重要項目だからだ。
ちゃんと明確な理由がある。
“何でも良い” のなら、別に指定はしない。
 
それを知らんと、気軽に目についたやつを買ってくるから
何故 “あれ” じゃないとダメなのか
“あれ” と “これ” は、どう違うのか
説明せにゃならなくなる。
 
自分が納得しないと言う事を聞かないヤツは
もうそこで既に、一体何様なのやら と思うのだが
ほんと、納得した後も何様なんだよ。
 
“何故それを指定するのか” を証明したら、黙り込む。
納得しない、と言うから納得させたのに
納得させられて何が腹が立つのか、詫びもなくフテくされる。
でも次回から自分も密かに、“それ” の支持者になるのである。
 
 
ああ? 私の言い方が悪いだと?
私はお使いで、相手の言う事に自分の判断は入れねえよ。
言われた通りに任務を遂行する。
自分の納得なんぞ私情だろ、頼まれごとにそんなんはさむかよ。
 
なのに、相手はそんな私の頼み事に、自分基準を入れている時点で
私を激怒させてしまっているわけだ。
 
それでも、とりあえず最初に訊くぜ。
「“あれ” を頼んだんだけど、何故 “これ” なのかしら?」
売り切れとか、えらいな高値とか、事情はいくらでもあるからな。
そんで、そういう時には怒らないさ。
 
「別に “これ” でも良いじゃん。」
このセリフを言われた瞬間、私の殺る気スイッチが入るのだ!!!
 
 
くだんのティッシュの乱でも、丁寧に銘柄指定の理由を説明しているのに
「ティッシュにそんなに違いがあるか! バカじゃねえの?」
と、事もあろうに私の知能否定の逆切れをしおったので
スコッティを買ってきて、無言でネピアとともに
目の前にずいっと差し出したさ。
 
こういう時の私はとても正しい。
と言うか、1と100ぐらいに違いがあるからこだわるのだ。
そもそもこのザツな性格の私が、“こだわる” という行為をする場合は
それ相応の意味がある、と予想すべきだろ。
 
案の定、彼氏は黙り込んだが、それ以降
彼氏の車にはスコッティが置かれるようになった。
見て見ぬフリをしたのは、私の愛さ。
 
 
しかし、私を驚かせた後日談がある。
彼氏の車に乗っていたら、彼氏が言った。
「車には必ずネピアが置かれてるけど
 あいつら、ティッシュの質の違いとか知らないんじゃねえの?
 バカって、考えなしに物を買うよなー (同意を求める笑み)」
 
はあ??????
もう、ほんと、はあ??????????
 
その “ティッシュの質の違い” を教えたのは私だろ
おめえ、その時散々私をバカにしただろ
何、自分の手柄のように言ってるんだよ?
 
うーむ、こいつ、とことんギャフンと言わせにゃ更生せんのじゃないか?
と悩んだが、その彼氏とはケンカが絶えない付き合いだったので
こっちに迷惑が掛からん項目なら放置しとこう
と、即座に空の彼方へと受け流した。
 
 
この話は、ものすごい大昔の話で
当時は同じ値段で、何故かネピアが売れていたけど
柔らかさじゃスコッティの方が、段違いに優秀だったのだ。
今現在は、どっちもどっち、同様に質が悪くなっている。
 
ちなみに、この彼氏には私がフラれた・・・。

イキテレラ 4

イキテレラが会場に着くと、あたりにどよめきが起こった。
「あの美しいお嬢さんはどちらの方かしら?」
誰も街の端っこの貧乏貴族の娘だとは気付かない。
 
皆の注目をよそに、イキテレラはテーブルへと真っ直ぐに向かった。
テーブルの上には、ナビスコリッツパーティーレベルのおつまみしかない。
給仕係が、ショートグラスの乗ったトレイを差し出してくる。
 
空腹にアルコールなんて、冗談じゃないわ
イキテレラは手を振って断った。
 
 
舞踏会は晩餐会とは違うのね・・・。
ガックリしたイキテレラが、とにかくクラッカーでもいいから
腹に入れよう、と伸ばしたその腕を掴まれた。
 
「私と踊っていただけますか?」
「あ、いいえ、わたくしあまり踊れませんの。」
男性の顔も見なかったのは、面倒くさかったからである。
 
「どうか断らないでください。」
懇願している口調とは裏腹に
男性はイキテレラを強引にホールの中央に連れて行く。
イキテレラは、空腹の上に運動までせねばならない事に
果てしなく落胆した。
 
 
しょうがないわ、適当に踊ったらさっさと切り上げましょう
そう思うのだが、男性が手を離してくれない。
 
空腹と疲労で注意力が散漫になっているせいか
気付かなかったのだが、かなり背が高い男性で
イキテレラはほぼ抱えられる形で振り回されていた。
 
男性がしきりに何かをささやきかけるが
イキテレラの神経は、テーブルの上のカナッペに注がれていた。
ああ・・・、どんどん食い散らかされていく・・・。
 
 
「あの、どうかもうこのへんで・・・。」
「ダメですよ、私は今宵あなたに魅了されたのですから。」
 
何なの? この人、色キチガイなの?
変質者に捕まってしまったのかしら・・・
イキテレラは自分の運のなさに、悲しくなってきた。
 
「あなたに一体何があったのです?
 その憂いを秘めた瞳が私を捉えて離しません。」
 
離さないのはあなたの方でしょう
わたくしはお腹が空いて欝ってるのです!!!
メルヘンはどっかよそでやってくださいーーーーー (泣)
イキテレラは、目でリッツをずっと追っていた。
 
 
時計の音が響いた。
イキテレラはハッとした。
「今、何時ですの?」
「時間などふたりには関係ないでしょう?」
 
時刻すら答えられないとは
この人は、どこまで能無しの役立たずなのかしら?
イキテレラはグルグルとタ-ンをされながら、時計を探した。
 
あ、あった、さっきのは11時の時報だわ
家からここまで馬車で1時間は掛かった。
もう帰らないと、途中で魔法が解けてしまう。
 
イキテレラは、男性のスネを思いっきり蹴った。
男性がうっ、と怯んだ瞬間、出口へと走り出した。
 
 
階段を駆け下りるイキテレラの背後で声がした。
「待ってください、姫!」
 
信じられない、思いっきり蹴ったのに!
わけのわからない執着心といい、この人、人間なの?
イキテレラはケダモノに襲われる恐怖に駆られた。
その瞬間、高いヒールが傾いた。
 
 
転んだイキテレラに、男性が迫る。
「大丈夫ですか? 姫」
 
いやああああああああ、来ないでえええええええ
 
イキテレラは思わず、靴を男性に投げつけた。
 
パリーンと割れる音が聞こえたけど、構わずに馬車へと急ぐ。
「猫に言葉が通じるかわからないけど、急いで帰って!」
馬車に乗り込んだイキテレラは、御者に叫んだ。
 
 
走り出した馬車の中から振り返ると、階段に人が群がっていて
その中心に倒れているであろう男性の足が見えた。
 
ごめんなさいね、イキテレラは心の中で謝った。
でも、しつこいあなたがいけないのよ。
 
 
 続く
 
 
関連記事 : イキテレラ 3 10.5.17
       イキテレラ 5 10.5.21
       
       カテゴリー パロディー小説

1 / 212

Home > アーカイブ > 2010-05

フィード
メタ情報

Return to page top